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令和5年度学校歯科保健研修会
令和6年2月22日(木)~3月15日(金)

「誰も知らない歯と口の話」
国立モンゴル医学・科学大学歯学部客員教授 岡崎好秀先生
(元岡山大学歯学部講師)

浜松市では歯周病検診を実施していますが、その目的は疾病の発見のみならず、健康自立への意識を高揚させ、実践へ結びつけることにより快適な高齢期を迎えることです。自分の歯を維持するために、歯や口の健康意識が薄れる働き盛りの世代や、年代を問わず健康に対して無関心な人(健康無関心層)に対して、歯周病発症予防及び重症化予防を啓発することは極めて大切です。乳歯と永久歯が混在する学齢期は、みがき残しによる歯肉炎が増加する時期であり、また、多くの人が 20 歳代前半に歯周病菌に感染すると報告されています。症状が現れることが多い 40 歳前後よりも早い段階から、歯科保健指導において歯周病に対する理解、定期的な歯科受診による早期発見・早期治療、生活習慣の改善の参考になれば幸いです。








「アスリートも歯が命!~転ばぬ先のマウスガード~」
(一社)浜松市歯科医師会会員 森健太郎先生

熱戦を繰り広げたラグビーワールドカップフランス大会ですが、各選手がカラフルな「マウスガード」を装着していたことは記憶に新しいと思います。ラグビー以外でも多くのスポーツでも見かけるマウスガードですが、接触が多いスポーツにおいて上下の歯を強く接触させないようにすることで、脳震盪、衝撃時の歯の破損や脱臼、顎骨折の危険性を低減する等、選手の歯を守る役割があります。最近では、大相撲、柔道、サッカー、野球でも使う選手が増えました。「マウスガード」はスポーツ選手だけでなく、接触が多いスポーツに親しむ子どもたちの歯を守るものであることについて知っていただきたく思います。