平成27年 11月8日(日)10時~
浜松市地域情報センター/浜松市中区中央一丁目12-7
浜松市民 定員100名
※当日受付もあります
口腔がんは、他のがんと同様に早期発見・早期治療が非常に有効です。
しかし、口腔がん対策が進んでいる国では死亡者数は減少している中で、日本では進行してから発見されることが多く、罹患率、死亡者数ともに増加しています。
そこで、浜松市歯科医師会として平成25年度より進めてきた口腔がん早期発見事業の一環として、浜松市民の方々へ啓発することを目的に、市民公開講座を行います。
浜松医療センター
歯科口腔外科 科長
内藤 克美先生
口腔癌治療、顎変形症外科手術、唇顎口蓋裂治療
指導医: |
日本口腔外科学会、日本顎顔面インプラント学会 日本有病者歯科医療学会、歯科医師臨床研修指導医 |
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専門医: | 日本口腔外科学会 |
認定医: | 日本有病者歯科医療学会 |
朝日大学歯学部非常勤講師、京都府立医科大学客員講師、歯学博士 インフェクションコントロールドクター 日本救急医学会認定ICLS基礎コースインストラクター |
1982年3月 岐阜歯科大学歯学部卒業
以前は日本人の死因第一位は脳血管障害でしたが、30年ほど前より悪性新生物(いわゆる“がん”)による死亡者数が急激に増え第一位となり、その後も死因の第一位としてその数は増え続けています。これに伴い、以前は非常にまれであったお口の中のがん(口腔がん)の罹患者数及び死亡者数も確実に増えてきています。
増え続けるがん患者に対して国も各種の手立てを積極的に行っていますが、残念なことに口腔がんは絶対的な患者数の少なさから、厚生労働省の分類においても“希少がん”として分類されており、未だに国としての対策が遅れているのが現状です。
口腔がんはその発生部位より、発見が遅れると日常生活には不可欠な“食べる”“話す”“呼吸をする”などの機能が失われることが多く、がん治療によって一命をとりとめたとしても患者にとっては非常につらいその後の生活が残ることもあります。そこで市民の口腔の健康維持増進における責任職能団体として浜松市歯科医師会は、静岡県歯科医師会口腔がん早期発見事業の委託も受け、昨年度より口腔がんの早期発見のための研修事業に取り組んでいます。
今回市民の皆さんに“口腔がん”とはどのような症状で、現在治療にはどのような方法を行っているかを先ずはお知らせするとともに、他のがんにおける支持療法としての口腔機能管理についてもお話しし、浜松市歯科医師会がどのような事業展開を行っているかをご理解いただき、口腔がんの早期発見事業にご理解いただければと思います。
おはがき・FAX・メールにて受け付けております。