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中日新聞 コラム 第10回

インプラント①

喜田 賢司理事

インプラントは、歯が無くなったアゴの骨に人工歯根を埋め込み、その上に義歯を付けることで無くなった歯の代わりを担うものです。現在の主流はチタン製で骨と結合するようになっているため、義歯がしっかりと固定できます。咬合力も強く臨床成績はかなり上がっています。
虫歯や歯周病あるいは外傷(事故)で歯を失うことがあります。また、先天的に歯が足りないこともあります。インプラントはそのような場合に、嚙む機能を回復する治療法の一つです。一本の無くなった歯から、すべての歯を無くした場合まで治療が可能です。広範囲で歯がない場合にはインプラントを入れその上に歯を付けることもできます。
仮に数本歯のない部分を補うとしたら、部分入れ歯や前後の歯を削って入れるブリッジと呼ばれるものがあります。この場合は何でもない歯を削ることもあり、残った歯に負担をかけることになります。インプラントは残った歯に負担をかけず噛むことができる治療法です。
ただ、インプラントは手術によって埋め込みます。したがって全身的な問題があると手術が受けられない場合があります。また、インプラントが骨と結合するまでの期間、その後の義歯の製作や装着などに時間が掛かったり、治療費用も比較的高くなります。さらに歯のないところに全て埋めることができるわけではなく、アゴの骨の量によっては難しいこともあります。

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